レンタルしたWiFiの速度が遅い！その原因と対処法は？

ポケットWiFiをレンタルしたものの、速度が遅くて使い物にならなかったり、まともに通信できなかったという声を聞くことがあります。

せっかくレンタルしたのになぜそんなことになってしまうのか、原因はなんなのでしょうか。また、対処法などはあるのでしょうか。

今回はレンタルしたポケットWiFiの速度が遅い原因を解説します。

速度が遅い最大の原因は正規キャリア回線ではないから

レンタルしたWiFiルーターがいつでもどこでも速度が出なくて遅いという場合、原因として考えられるのはWiFiルーターが正規キャリア回線ではないからです。

正規キャリア回線とはドコモ、ソフトバンク、auなどの大手キャリアが直接扱っている回線です。正規キャリアの回線は速度が速いため、遅いということはめったにありません。

正規キャリア回線ではないというのは、要するにMVNO回線の格安SIMを使ったWiFiルーターということです。MVNO回線とは、自前で基地局などを持たず、キャリアの回線を借りて通信サービスを行っている会社が提供する回線です。

このMVNO回線を使った会社が提供するSIMは、一般的に格安SIMと呼ばれ通信料が安いものが多いです。正規キャリア回線ではないWiFiルーターは、SIMフリーのWiFiルーター本体と格安SIMを組み合わせてレンタルしているものです。

この格安SIMの中には速度がとても遅いものもあるので、そういったSIMを利用しているWiFiルーターをレンタルしてしまった場合は速度が遅くなってしまうということなんですね。

このMVNO回線を利用したレンタルWiFiを借りてしまい速度が遅い場合、基本的に速度を早くする方法はありません。元々の回線が遅いので、こちら側で出来ることはほとんど無いのです。

人ごみを避けて利用したり、ピークの時間を避けて利用することで速度が出る場合はありますが、根本的な解決にはなりません。

せっかく借りたWiFiが格安SIMを使っていて速度が遅かったら困りますよね。なので、出来れば借りる前にレンタルWiFiが正規キャリアなのか格安SIMなのかを判別できれば遅いWiFiをレンタルすることは避けられます。

では、どうやって見分けるかということなのですが、なかなか正規キャリア回線かMVNO回線かまでサイトに明記しているショップはありません。

ひとつの判別方法として、あまりにもレンタル価格が安い場合はMVNO回線を使っている可能性が高いです。正規キャリアの回線はそこまで安く出来ないため、価格差のあるMVNO回線は安めに出していることが多いからです。

たとえば1ヶ月2000円以下など極端に安いレンタル価格の場合はMVNO回線を使っていることが多いです。

判断材料が価格だけというのでは不安ですので、当店で調査した正規キャリア回線を利用しているWiFiレンタルショップをご紹介します。

格安のレンタル料金で人気のWiFiレンタル専門店「WiFiレンタル本舗」ですが、WIMAXとソフトバンクは正規キャリア回線を利用しています。

特にソフトバンクは速度が速く、対応エリアも広いため快適に利用したいならソフトバンク機種をお勧めします。通信制限も30GB以上と大容量。この内容でレンタル価格1日430円は業界でも随一の安さです。

グローバルモバイルは、ソフトバンクのWiFiルーターのみを取り扱っているレンタルサービスです。こちらも正規キャリア回線を利用しており、レンタル料金が1日480円で通信制限のないWiFiルーターがレンタルできます。

こちらのお店は割引やキャンペーンが頻繁に行われていて、現在は7日間以上の利用で往復送料が無料になるキャンペーンが開催されています。キャンペーンを利用すれば、他のショップより安く利用できるでしょう。

WiFiレンタルはいまやたくさんのショップがありますので、ショップ間の価格競争も熾烈です。その中で少しでも安くしようとSIMフリーWiFiルーター＋格安SIMを使い、とにかく安くレンタルできるというショップも増えています。

しかし、そういったWiFiルーターは結局速度が遅くて満足に使えなかったりすることも多いので、安物買いの銭失いという結果になることも。

ポケットWiFiをレンタルする時は安すぎるものは避けて、ちゃんとした正規キャリア回線を利用しているWiFiレンタルショップの利用をおすすめします。